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1967年、東京都世田谷区生まれ。
幼少の頃から変わった絵を描くことが好きだった。野球選手に憧れる時代もあったが、中学生になり、思春期を迎えてからはアートや音楽、ファッションに目覚め、サーフィンやディスコ、あらゆる遊びに熱中した。
人生の進路を決める時期に
なった時、企業などに就職して規則正しく安定した生活を送るより、不安定でもエキサイティング出来そうな、アート活動の道を選択することは自然の流れだった。
しかし、芸大の入学試験には不合格、美術学校のデザイン科にたどり着くも、夢中にはなれなかった。
行き先が曇りかけた頃、ニューヨークに飛び、3ヶ月滞在した。そこには街も人も自由の創造の中に生きるパラダイスが広がっていた。その光景に強く心を打たれ、これが自分の理想のアートだと確信した。
帰国後、父とバーを経営、ホテルやレストランの内装を始め、絵の依頼もくるようになり、中尾の作品が徐々に世の中に送り出されてきた。

現在は改めて自分の心に焦点を当て
、純粋に生み出す作業に集中。アクリルから油絵を主な表現技法に移行し、さらにディープなアートの道へと続く通過地点を発った。
その喜びを胸に新たに開かれた未開の道をアートデビルに導かれるようにダンスしながら進んでいる。
筆の先に魂を込め、映し出される世界からは、ユーモアとエロと社会がイビツに混在する奇妙な感覚がつきまとう。
そこから"バカバカしい豊かさ"というテーマを、現代社会に投げかける。

作品には油絵を始め、ペイントコラージュ、PaintBooksシリーズなどがある

Hen Nakao
中 尾 変
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